山口市道場門前と下関市豊北町の肥中港を結ぶ「肥中街道」。今年3月、吉敷地域の街道沿い16カ所に道しるべが設置された。
肥中街道は、守護大名・大内氏が朝鮮王朝との交易などに使ったたといわれている。山口市道場門前の安部橋から吉敷地域を経て美祢市を通り、下関市豊北町の肥中港に至る約62kmを結ぶ。
吉敷地域文化振興協議会は2017年度から豊北町や美祢市美東町などと連携して整備に取り組み、今年3月、吉敷郵便局付近から大峠までの街道沿い16カ所に石柱を設置した。石柱にはQRコードも取り付けられており、スマートフォンで読み込むと、街道の全容やルートがわかる。
「吉敷の貴重な文化遺産として巡ってほしい」と同会。