山口県医薬品登録販売者協会会長として長年、医薬品販売者の研修支援、適正使用の啓発などに努めた功績が認められ、令和3年「旭日双光章」を受章。「長い間、皆さんのお手伝いをさせてもらい、順番が回って来たような気持ち。薬剤師の妻のおかげ」と感謝する。
1936年、父親が山口市道場門前に「山一薬局」を開業。高校卒業後は上京して大学進学、就職したが、生家の薬局のそばに「大栄薬品工業」を前身とするスーパー・ダイエーが建設される知らせを受け、1969年に帰山。薬局を手伝いながら実績を積み、1972年に薬種商の試験に合格した。
3人の子どもたちも、薬剤師として各方面で活躍中だ。「この業界は常に勉強し、お客さまに寄り添いながら頼られる存在でなければ」と話す。
趣味はツバキの栽培で、約250種類、500鉢を育てている。
【プロフィル】1941年12月、山口市道場門前生まれの79歳。附属山口小・中、山口高卒業後、東京で大学進学、就職。1969年に帰山し、「山一薬局」に入社。その後、立小路店を営む。山口県薬品登録販売者協会会長、全国薬品登録販売者協会副会長などを歴任。