2021年7月1日付で、中村女子高校長に就任。「歴史と伝統ある学校で、身の引き締まる思い」と、現在の心境を語る。
1867年の創立から2021年で154年を迎えた同校。普通科と専門4科で構成され、卒業後は県内や県近郊の大学進学、地元企業への高い就職率を誇る。「地域の方々の理解、支援のお陰。地域を愛し、地域から愛され、地域に貢献できる生徒の育成を図りたい」と、目標を掲げる。さらに、具体的な取り組みとして「今年度は、ICT(情報通信技術)を活用する教育環境が整った。より質の高い教育が提供できるよう、職員一同で励む所存」と話す。
趣味は、温泉、神社仏閣巡り。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。「人生の吉凶は計り知れない。生徒たちには学校生活を通して自信をつけ、希望を持って一人ひとりが輝いてほしい」と願う。
【プロフィル】1954年2月、下松市出身の67歳。下松高卒業後、作家・五木寛之に憧れて金沢大(法文学部)へ進学。英語教諭として柳井高を初任校に県内公立高校の教頭・校長を歴任。退職後、私学協会に4年勤務し、中村女子高で教諭、教頭を務めた。