2021年4月1日付で、KDDI山口衛星通信所の山口技術保守センター長に就任。携帯電話が初めてデジタル化された25年前にKDDへ入社し、最初の勤務地が山口だった。「当時と同じく豊かな自然に恵まれて癒される。街並みは伝統や文化を調和させて新しく変わってきたように感じる」と再び訪れた印象を語る。
過去にはアフリカやミャンマーで衛星通信システムを構築したことや、東日本大震災を受けて携帯電話基地局の船上開設に尽力したこともある。
今後について「光ファイバーの発達により、衛星通信の役割は変化しつつあり、近年は災害対策などで大きな活躍を見せている。日本最大級の衛星通信所のある山口県を中枢に、進化・発展させたい」と話す。
青森県八戸市の出身で「海沿いの町で生まれ育ったせいか、海に囲まれた山口県の風土に和む」
【プロフィル】1969年青森県生まれの51歳。地元の高校を卒業後、電気通信大へ進学し、大学院修士課程終了後KDD(現KDDI)へ入社。休日は、山や海へ行って読書をするなど、自然の中でゆっくりした時間の流れを楽しむ。座右の銘は「継続は力なり」。