山口市民会館(山口市中央2、TEL083-923-1000)で8月29日(日)と31日(火)に、同館開館50周年を記念した二つのコンサートが開かれる。
山口県交響楽団サマーコンサート
8月29日(日)午後2時から開催されるのは「山口県交響楽団サマーコンサート」。1955年の創設、山口県内で最も歴史ある山口県交響楽団は、さまざまな職業を持つ約100人で構成され、今年で66周年を迎えた。
当日は、ボロディン「中央アジアの草原にて」やライオンキングメドレーほか、聞きなじみのある、幅広いジャンルの曲が演奏される。また、「指揮者に挑戦」(中学生以下限定3人、希望者多数の場合抽選)や「楽器体験コーナー」など、実際に演奏や指揮を体験できるイベントも。
入場料は500円で、高校生以下は無料だが、同館またはYCAMで配布される整理券が必要。
NHK交響楽団演奏会
8月31日(火)午後7時からは、NHK山口放送局開局80年を記念して開催される「NHK交響楽団演奏会山口公演」。
「N響」の愛称で知られる同団は、今年創立95周年を迎えている。
指揮は、海外オーケストラの音楽監督などを経て京都市交響楽団の常任指揮者を務める広上淳一。ピアノに藤田真央を迎える。藤田は1998年生まれの22歳。2019年6月、チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、ミュンヘン・フィルとの共演を始め、国内の主要なオーケストラとの共演や各地での演奏会を行うなど、今後の活躍に大きな期待が寄せられているピアニストの一人だ。
演奏曲目は、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23」ほか。
チケットは、全席指定で前売りS席6000円、A席5000円、B席4000円(C席は完売)で、同館やYCAM、ローソンチケットなどで購入できる。未就学児入場不可。
なお、新型コロナウイルスの感染状況、荒天などの影響により、中止または公演内容が変更される場合がある。