女性が活躍できる職場づくりに取り組む企業を厚生労働大臣が認定する「えるぼし」企業に、2021年3月経営する仁成堂が選ばれた。採用、管理職比率など五つの評価項目のうち四つの認定基準を満たし、「二つ星」の評価を得た。
「女性従業員の割合が多い業種ではあるが、女性、高齢者、障がい者が働きやすい環境は以前から重要と考えていた。制度の整備、キャリアアップを見据えた働き方の提言など、これからもさらに推進していきたい」と話す。
家業が酒屋だった曾祖父は、日本酒の発酵学を研究するために薬学部へ進学し、薬剤師免許を取得。祖父・父親も薬剤師という環境で育った。
あらゆる業界で変化が求められる時代において、「身近なアドバイザーとして、“健康資産”を支え、活力ある地域づくりを目指したい」
【プロフィル】1976年島根県益田市生まれの45歳。高校時代は小倉百人一首の競技かるた部に所属し、全国大会で優勝したことも。東京薬科大・同大大学院終了後、大手調剤薬局チェーンへ入社。2010年、実家の大谷仁成堂薬局に入社し、2019年社長就任。