今年7月から12月にかけて開催されている「山口ゆめ回廊博覧会」(愛称:ゆめはく)の山口市における目玉企画「Yumehaku Art & Food in RURIKOJI『Osmosis 滲透(オズモウシス しんとう)』」が、9月19日(日)から21日(火)までの3日間、香山公園(山口市香山町7)で午後6時半から開かれる。
京都で完全紹介制レストラン「Farmoon」を営む料理人でアーティストの船越雅代が、ゆめはくの舞台である山口県央連携都市圏域の豊かで多様な水で育てられた食材や文化を事前にリサーチ。そこから見出された「Osmosis 滲透」という言葉をテーマに、このイベントのために創作された特別なコース料理が、音楽・パフォーマンスとともに提供される。食事の盛られる器やグラスなども、山口県内の作家と船越による特注だ。月とキャンドルの明かりの下、国宝・瑠璃光寺五重塔を望む庭園「満月の庭」を会場に、山口の風土を五感で味わう食体験ができる。
各日とも料金は1万2000円で定員は20人だが、すでにチケットは完売。キャンセル待ちの状態となっている。
9月23日から25日「朝茶時」
だが、同会場で9月23日(木)から25日(土)にかけて実施される関連イベント「朝茶時」は、まだ参加可能だ。山口県内で採取された山野草をブレンドした2種類のお茶と、山口市を代表する銘菓を新解釈で「再構築」したお菓子を、パフォーマンスとともに楽しむことができる。「『Osmosis 滲透』が導く特別な秋の朝を過ごしてほしい」と、船越。
各日とも①午前6時半~②8時半~③10時半~の3回、計9回開催される。料金は3000円で、定員は各回とも20人。
チケットの申し込みは、ウェブサイト「Peatix」(https://peatix.com/)内で。問い合わせは、山口ゆめ回廊博覧会実行委員会(TEL083-934-4152)へ。
「山口ゆめ回廊博覧会」
「山口ゆめ回廊博覧会」は、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町の7市町で構成される「山口県央連携都市圏域」の地域資源を活用した周遊型の博覧会。圏域全体を会場に、「芸術」「祈り」「時」「産業」「大地」「知」「食」の7テーマに沿った190以上のイベントや体験プログラムなどが開催されている。会期は、2021年7月1日(木)から12月31日(金)までの半年間。