公園や家の近くで「デーデーポッポー」という鳴き声を聞いたことはありませんか? これは、キジバトというハトが求愛する時の鳴き声です。公園や神社、駅のホームなどで見かけるハト(ドバト)より一回り小さく、山の近くで見られることから「ヤマバト」とも呼ばれています。
体は全体的に灰褐色で、翼の茶色い鱗模様がキジのメスに似ていることが名前の由来です。
キジバトは栄養価の高い「ピジョンミルク」を体内で生産してヒナに餌と一緒に与えるため、一年中子育てができます。街路樹や庭木に営巣することもあるので、近くで鳴き声が聞こえたら探してみください。
ハト目 ハト科
[全長] 33cm
[時期] 一年中見られる留鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛