障がい者就労支援と地産地消、地方創生を目指そうと、山口県の特産品や郷土料理を使ったコッペパンを冷凍パンにして全国に届ける「冷凍ご当地コッペ」プロジェクトでクラウドファンディングを開始。「冷凍することで消費期限が延び、お土産や贈答品としても利用できる」と話す。
42歳の時、突然うつ病を発症し、約20年間勤めた会社を退職。2年間の闘病生活を経て、再就職先を探したが、「社会復帰のハードルの高さを痛感した」。そんな時、思いついたのが今回の事業だった。「その時の心身の調子に合わせて仕事を選択でき、継続して業務をこなすことができれば社会復帰への証明にもなる」という。
集まった資金はパンの急速冷凍機などに充てる予定で、250万円を目標に「READY FOR」のサイト(https://readyfor.jp/projects/yamanowa)で9月30日まで募っている。
【プロフィル】1972年上関町生まれ。5歳の時に両親とともに大阪へ引っ越す。近畿大卒業後企業に就職。2018年、故郷の山口県にUターンし、山口市にご当地コッペパン専門店「特産caféやまのわ」を開店。フランチャイズ契約店も含め現在2店舗展開中。