10月2日(土)と3日(日)、香山公園(山口市香山町7)を舞台に「山口ゆらめき回廊2021」が開催される。
ライトアップされた瑠璃光寺五重塔と、園内の散策道に沿って灯される約1000個のキャンドルのゆらめく灯りの中、幻想的な光景が楽しめる。時間は、午後6時半から9時まで。新型コロナウイルス感染拡大防止策として入り口は1カ所のみに限定され、入場制限される可能性もある。臨時駐車場は山口県庁と県政資料館周辺に設けられる。
2日間とも、午後7時からと8時半から、同公園内にある「満月の庭」(雨天時は瑠璃光寺本堂)でコンサートも催される。
2日は、ソプラノ歌手杉山仁美と、在住のピアニスト古田香織による歌と演奏が聞ける。二人とも山口市出身のプロの音楽家だ。杉山は東京音楽大学を経て同大大学院修士課程を修了。全日本演奏家協会主催の第15回ル・ブリアンフランス音楽コンクールで審査員賞を受賞。東京音楽大学で非常勤助手も務め、2019年に初のソロリサイタルを山口市で開いた。古田は東京音楽大付属高校を経て同大学卒業後にエコールノルマル音楽院(フランス)へ留学。全日本学生音楽コンクール福岡大会第3位、全日本ソリストコンテスト第2位など受賞。プリマヴェラ合奏団定期演奏会、山口国際交流芸術祭などにも出演している。
3日は、合唱団そうなそが出演。今年8月に開催された第76回合唱コンクール山口県大会で最優秀賞の県知事賞を受賞した実力の歌声を披露する。
「ゆっくり散策しながら秋の夜を楽しんで」と主催のNPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワーク(TEL083-920-9220)。当日の問い合わせは香山公園前観光案内所(TEL083-934-6630)へ。
なお、「山口ゆらめき回廊」は9月25日、26日にも開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となった。