「人生100年時代」を、健康で「生きがい」と「楽しみ」を持って生きるための学びの場「やまぐち里山100年塾」が、10月17日(日)に「里乃駅ランプの宿」(山口市小郡2873)で開かれる。時間は午前10時から正午までで、定員は20人。
同塾は、ランプの宿を運営する佐伯清美代表とマネジャーの畑山静枝さんによって今年3月、特に中高年齢者の健康と生きがいづくりを支援しようと開設された。
5回目となる今回はまず、午前10時から11時まで福島県川内村の元村議会議員・西山千嘉子さんによる講演会がある。
西山さんは1948年福島県川内村生まれ。同村は福島第一原発30キロ圏内の村で、2011年の東日本大震災では自身も被災した。講演内容は、当時の経験談と未来への提言、そして「長州・会津和解への道へ」など。
11時から正午までは「ふれあい交流会」。マジックショーやリンパ体操、ハーモニカの演奏を聞き、参加者との交流を楽しむことができる。
参加費は1300円(塾生1000円)で、希望者は事前に予約が必要。申し込みは、氏名・住所・電話番号を電話(083-972-8848)またはメール(lampnoyado@flute.ocn.ne.jp)で伝える。
なお、昼食用に弁当(1個500円)の注文も可能。希望者は10月14日(木)までに申し込むこと。
佐伯さんと畑山さんが運営する「ランプの宿」は、里山再生活動の拠点として1995年に整備が開始された。「昭和30年代の自然豊かな里山」をモデルに、スギの間伐、ログハウスやアスレチック、キャンプ場の建設、登山道の復旧作業などに取り組んだ。昔の暮らしを体験してもらおうと水車小屋や囲炉裏のある部屋、五右衛門風呂なども開設している。
また、三世代交流や子育て支援、高齢者支援の拠点づくりを目的に、登山や陶芸展、演芸会も開催。両名とも健康生きがいアドバイザーの資格を持ち、子どもたちに昔の暮らしや自然環境を教える県の環境パートナーを務める。