高齢者の割合が34.3%と全国3位の山口県。この「高齢化先進県」で、県民の「健康寿命」を延ばそうと、健康産業の創出拠点となる「やまぐちヘルスラボ」が、県と山口市によって今年6月に開設された。ヘルスケアに携わる企業・自治体、大学・研究機関等と“共創”することで、健康に関する製品・サービスの事業化支援などに取り組んでいく。
同施設では現在、「乳酸菌による体調維持に関する食品モニター調査」への参加者を募集している。これは、製品開発のための実証事業第1弾で、実施企業は森永乳業。事業目的は、「乳酸菌の経口摂取により、体調に関する自覚症状の発現が軽減されるかを確認する」で、内容は「モニター対象者に、乳酸菌を含む粉末食品を1日1回、6カ月間摂取してもらい、体調に関する自覚症状の変化を、ウェブ日誌に記録してもらう」というもの。期間は、11月下旬から来年5月下旬までで、日々の記録に要する時間は5分程度。モニター終了後には、1万円分のクオカードが進呈される。対象者は、20歳以上75歳未満の健康な山口県人だ。
モニターになるには、事前説明会への参加が必須。開催日は、10月30日(土)から11月6日(土)までで、1日に2回もしくは3回開かれる。会場は、山口市産業交流拠点施設(山口市小郡令和1)内のKDDI維新ホール会議室かメディフィットラボで、車での来場の場合は、駐車券ももらえる。説明会に参加するには、電話(TEL083-976-4095)もしくはウェブサイト(https://yamaguchi-hl.com/morinaga_monitor/)からの申し込みが必要で、締め切りは10月27日(水)。すでに定員に達している回もある。