秋になると、田んぼや畑の近くで「キーキー、キチキチキチ…」と鋭い声が聞こえてきます。これは「モズの高鳴き」と言い、秋に山から移動してきたモズが、自分の縄張りを主張するための鳴き声です。
モズは昆虫やトカゲなどの小動物をエサにするため、エサが少ない冬の間は、オスもメスも別々に縄張りをもちます。また、捕まえた獲物を枝先などにつき刺す「はやにえ」という行動もします。これは、エサの保存や縄張りの主張などの役割があると考えられています。
スズメ目 モズ科
[全長] 20㎝
[時期] 一年中見られる留鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛