山口湾周辺では、11月になると見られるようになるカモメの仲間で、絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥です。
見た目はユリカモメに似ていますが、体は一回り小さく、嘴(くちばし)が黒くて短いのが特徴です。
エサは、冬でも干潟で活動しているヤマトオサガニです。干潟の上をふわふわと飛び回り、カニを見つけると急降下して嘴で捕まえ、丸のみにします。
山口県や九州北部以外ではあまり見られないので、観察してみてください。
チドリ目 カモメ科
[全長] 32㎝
[時期] 秋に渡ってくる冬鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛