大殿地区で児童の見守りやパトロールなどを続ける「大殿地区安心のまちづくり委員会」の会長として、「令和3年安全安心なまちづくり関係功労者内閣総理大臣表彰」を受賞。10月15日に総理大臣官邸で岸田総理から表彰状を受けた。
「会員の皆さんが頂いた賞。団結する気持ちが受賞につながった」と、長年活動をともに続けた仲間らと喜びを分かち合う。
2001年に児童が殺害された大阪教育大付属池田小事件がきっかけで2003年に同委員会を設立。登校時の児童の見守り、青少年の防犯パトロール、うそ電話詐欺の被害防止に向けた広報活動、JR山口駅駐輪場の放置自転車撤去作業など、活動は多岐に渡る。
教科書「小学社会科3・4年下」(日本文教出版)に見守り活動の事例として、写真とともに紹介されたこともある。
【プロフィル】1941年熊毛郡生まれの80歳。大殿小・中、県鴻城高卒業後、家業のクリーニング店を継ぐ。中学時代は八坂神社祭礼で奉納される「鷺の舞」の笛奏者、成人してからは消防団(大殿分団)に入団するなど「地域のためなら」と骨身を惜しまない。