山口博物館には、博物館の取組に対してサポート活動を行っていただくサポーター制度を設けています。サポーターの活動は天文・地学・動物・植物・理工の5部門あり、各分野の学芸員とともに標本などの収蔵物の整理や登録、採集などの収集活動、教育普及講座の講師などを行い、年間を通して活動しています。
今回紹介するのは動物サポーターの活動です。山口市鴻ノ峰エリアでの昆虫を中心とする生物調査、動物標本の整理・登録・公開、昆虫類・貝類・哺乳類・鳥類などの標本作製、調査結果のまとめ、活動報告である「サポちゃん通信」執筆や作成を行っています。活動を始めて7年たち、採集し、標本にした昆虫類は1700種を超え、公開した標本データは2万6千点を超えています。これまでの活動の成果を展示したテーマ展「動物サポーターの7年」を、博物館3階で12月10日から開催しています。
山口県立山口博物館 動物担当学芸員 田中 浩