2021年11月にリニューアルオープンした山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)の「まなび館」をより多くの人に利用してもらおうと、2月から展示や体験などができる「マンスリー企画」がスタートした。月替わりで、今後さまざまな催しが企画される。
第1弾は「山口萩焼の展示・体験」。山口市を代表する伝統工芸・山口萩焼にスポットを当て、萩焼作家の大和稔さんと大和猛さんの作品を、2月28日(月)まで展示する。時間は午前9時から午後5時(最終日は正午)までで、観覧無料。
稔さんは、大和春信松緑窯(山口市宮野上)陶主。日本陶芸展、日本伝統工芸展など入選・受賞多数。2017年には山口県選奨(芸術文化功労)も受賞した。
猛さんは、ワイングラス型の「SAKE CUP」の制作や、萩焼代表として「スヌーピー×日本の匠展」出展(2013年)など、伝統と現代を融合させた作品で知られる。山口県文化功労賞も2017年に受賞した。
さらに同企画では、大和猛さんの運営する「山口萩焼ヤマトズギャラリー」の講師や大和稔さんから直接手ほどきを受けられる萩焼体験も実施。内容は、2月19日(土)は絵付け(体験料1000円)で、2月26日(土)は手びねり(体験料2000円)。時間は両日とも午前10時から正午、もしくは午後2時から4時。参加希望者は、主催の同センターへ電話(TEL083-928-3333)で伝えること。定員(各回20人)になり次第受け付け終了。
「ものづくり教室」受講者、2月18日から募集
同センターは、4月に開講する初心者向け「ものづくり教室」(前期)の受講者を、2月18日(金)午前9時から募集する。申し込み(電話)は先着順で、内容は次の通り。
【陶芸教室】湯呑み、茶碗、大皿などを作る。4月~9月の第1火・水曜午前9時半~正午、または第1木・金曜午後1時~4時(全12回)。土・焼成代は実費。
【手織教室】ストール・テーブルセンターなどを作る。4月~6月の第1・3金曜午後1時~3時(全10回)。教材費8000円。
【和裁教室】和裁の基本技法を学び、女性用浴衣を作る。4月~6月の毎週月曜午後1時~4時(全10回)。受講無料だが浴衣地は持参すること。
【トールペインティング&メタルエンボッシングアート教室】トールペインティングでメモホルダーを、メタルエンボッシングアートでブローチなどを作る。4月~9月の第2・4火曜午前10時~正午(全10回、8月は休み)。教材費は各8000円で、筆と絵の具はあれば持参。
【革ろうけつ染レザークラフト教室】キーケースなど小物を制作。4月~9月の第2・4木曜午前9時半~正午(全10回、8月は休み)。教材費は8000円で、用具や刻印などはあれば持参。
【竹細工教室】竹細工の基礎を学び、六ツ目盛籠を作る。4月~8月の第2・4水曜、または第2・4土曜の午後1時半~3時半(全10回)。教材費1万円。
【着付教室】手持ちの着物の着付けを学ぶ。4月~9月の第1・3土曜午後7時~9時(全12回)。教材費は1万2000円。着物は各自持参のこと。
【こどもの茶の湯教室】茶の湯を通して礼儀作法を学ぶ。対象は小学3年生以上。4月~9月の第2・4日曜午後1時半~4時(全12回)。受講料は月2000円。
なお、開講日は変更になる場合もある。各教室について等、詳細は同センターのウェブサイト(http://y-densho.sblo.jp/)を参照のこと。