2022年1月24日に行われた山口県立大の学長選考会議で、次期学長に選出された。任期は4月1日から2026年3月までの4年間。「創立80周年の歴史を持つ大学の学長として、重責を感じている。『不易流行』の精神で務めたい」と語る。
研究の傍ら、2018年からは大学と地域をつなぐ「県立大地域共生センター」所長も兼任。過去には、学生支援部長として学生生活の相談に応じるほか、学生の地域活動支援にも尽力した。
座右の銘は「There is always light behind the clouds」(雲の向こうはいつも青空)。
看護師として病院勤務の経験もあり、「明日の命というものは、実は誰も保証されていない。限りある時間を大切に今日一日、今この一瞬を大切にしてほしい」と、学生にエールを送る。
【プロフィル】1961年6月、旧阿東町生まれの60歳。九州大大学院博士課程後期を修了し、専門は看護学と保健医療社会学。山口県立大講師、准教授を経て、2003年に41歳で同大教授に就任。学生支援部長や看護栄養学部長、副学長などを歴任。