大日本プロレスの山口大会が、4月28日(木)午後6時半から、やまぐちリフレッシュパーク(山口市大内長野)で開かれる。山口市出身の熊川悠司リングアナウンサー(26)が企画し、初めての同市での興業が実現した。サンデー山口など後援。
2014年に明治大に進学するまで山口市で過ごした熊川さん。プロレスの試合を生で見たのはその前年、2013年5月5日に維新百年記念公園であった青空天国いこいの広場だったという。山口市出身のプロレスラー・大谷晋二郞率いるプロレス団体・ゼロワンによる、「いじめ撲滅」をテーマにしたチャリティープロレスだ。また、山口朝日放送で研修したのがきっかけで、アナウンサーを志すようにもなった。2019年にリングアナウンサーとして同団体に採用され、同年7月にデビューした。
大日本プロレスは、1994年にグレート小鹿らが設立。蛍光灯や有刺鉄線などさまざまな道具を使っても良い「デスマッチ」で人気を集め、今は肉体同士のぶつかり合いで魅せる「ストロング」路線も定着。それぞれに王座を設けている。現所属選手は、岡林裕二(第20代BJW認定世界ストロングヘビー級王座)、関本大介、橋本大地(第57代BJW認定タッグ王者)、神谷英慶(同)、アブドーラ・小林、浜亮太ら。
同団体では、1月から2月にかけて「ストロング」の頂点を決めるリーグ戦「一騎当千2022-strong climb-」を開催し、関本大介が6回目の出場にして悲願の初優勝を飾った。3月30日(水)には東京・後楽園ホール大会で岡林裕二(王者)と中之上靖文(挑戦者)がタイトルマッチで激突。その勝者と関本が、5月5日(木)の大日本プロレス2022年最大のビッグマッチ・横浜武道館大会でタイトルマッチを行うことが決定している。また、タッグ戦線では、橋本大地と神谷英慶のタッグチーム「大神」が、最強と見られていた岡林・関本組を3月6日の後楽園ホール大会で破り、タッグ王座に就いた。
山口大会の対戦カードは未定だが、「昨今の大日本プロレスはリング上の動きが非常に活性化しており、横浜武道館大会の前哨戦となる山口大会は、タイトルマッチを控えた選手達の激しい戦いが見られるはず」と熊川さん。デスマッチは行わない。また、熊川さんと同じく山口市出身の永尾颯樹(ゼロワン所属)の参戦も決定した。湯田中の生徒だった頃に大谷晋二郎の講演を聞き、プロレスラーを志した1998年生まれの選手。山口県初凱旋となる。
前売り券は、最前列5000円、指定席3500円で、おおすみ観光(山口市朝田)、やまぐちリフレッシュパーク、コンビニ端末などで購入可能。当日券は各500円高。そして「山口の子どもたちに、プロレスの楽しさを伝えたい」と、小学生以下は無料、18歳以下は1500円で入場できる(学生証や身分証の提示が必要)。問い合わせは大日本プロレス(TEL045-507-1751)へ。
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