生活協同組合コープやまぐち(山崎和博理事長)は、「ここといずみ店」(山口市泉町)と隣接する「ボウリングの・森」(2月20日に閉館)を一体的に開発し、新たな複合施設を出店する計画をこのほど発表した。敷地面積は、現状の約5300平方メートルから1万4000平方メートルに拡大。駐車台数も、約120台から250台に倍増させる。
新施設の核となる、新たな「ここといずみ店」は、「ボウリングの・森」の敷地に建設。2階建てで、延べ床面積は約6400平方メートル。現店舗(1階建て、床面積約2600平方メートル)の約2.5倍の規模となる。コープやまぐちの旗艦店として、県内の生産者の協力も仰ぎ、特に生鮮品を強化するという。旧「ボウリングの・森」建物の解体を4月に開始し、秋ごろ着工。2023年春にオープンする予定だ。
一方、現「ここといずみ店」は、新店舗の開業前後に閉店・解体。跡地には、3、4社の入るテナント棟を整備する計画で、同年夏ごろに着工する。全店舗のグランドオープンは、2024年春を予定している。また、都市計画道路泉町平川線を挟んだ敷地に立地するテナントの「米沢園芸山口店」は、今後も営業を続ける。
「ここといずみ店」は、1980年12月に「コープいずみ店」としてオープン。1984年から1995年までは「サン・やまぐちいずみ店」として運営され、1995年9月から再度「コープいずみ店」に。2013年、コープやまぐち創立50周年記念事業として店舗事業の名称が「ここと」に統一されて以降は、「ここといずみ店」として営業を続けている。築40年が経過し、建物も老朽化。駐車場も手狭なため、建て替えが検討されていた。