ソメイヨシノが両岸に立ち並ぶ山口市の一の坂川周辺や、歴史的風情を感じることのできる竪小路界わいを着物姿で歩くと、様々な特典やサービスが受けられる催し「着物deおさんぽ」が、3月26日(土)から4月3日(日)まで開かれる。主催は山口市で、NPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワーク(内山秋久代表)が企画。2019年5月の初開催以降、毎年春・秋に実施されており、今回で7回目。
プロのカメラマンに桜並木を背景に着物姿を撮影してもらえるのは「桜スポットでモデル気分!!」。撮影日は、3月26日(土)と4月3日(日)の2日間で、時間は午前10時半から午後3時まで。1組20分で、料金は1000円。撮影データは専用アドレスからダウンロード、またはSDカードに入れてその場でもらえる(カード代は参加料に含まれる)。大路ロビー(下竪小路、TEL083-920-9220)へ前日までに予約が必要だが、当日でも空きがあれば参加可能だ。
また、着物を持っていなかったり、自分で着付けられなかったりする場合でも、着物レンタルや着付けサービスで着物を着ることができる。山口市菜香亭(天花、TEL083-934-3312)では午前9時から午後5時まで着物のレンタルが可能で、同イベント期間中の特典として、割引料金が適用される。2時間未満が2500円(通常3000円)で、2時間以上1日が3200円(同3800円)、袴着用は1000円追加。部坂呉服店(上竪小路、TEL083-923-1889)は3800円で着物レンタル、2000円で着付けサービスをしてもらえ、LAWAKU(下市町、TEL083-902-6454)は着物レンタル、着付け、和菓子、お茶セットを楽しむことができる「藤プラン」が3000円(通常5000円)で提供される。なお、いずれの施設・店舗も前日までの予約が必要だ。
着なくなった着物を出品し、別の出品者の着物を譲り受けることができる「着物交換会」も実施される。出品する着物等を3月26日(土)午後5時までに大路ロビーに持ち込むと(1人5点まで)、枚数に応じて交換券がもらえ、交換会への参加予約ができる。持ち込めるのは、着物、帯、羽織・コート類で、襦袢(じゅばん)・帯揚げ・帯締め・足袋は未使用のものに限る。傷みや汚れのあるもの、身丈が150センチ以下のもの、ウール製品などは不可。交換会は、同27日(日)午前10時から午後1時まで、山口ふるさと伝承総合センター(下竪小路)みやび館で開催。交換券との引き換えで、並べられた着物等を持ち帰ることができる。
さらに、協賛19店を着物着用で利用すると、クッキーのプレゼントやコーヒーのサービス、購入商品割引などの特典が受けられる。「和」にちなんだ六つのワークショップも開催。
協賛店や同イベントの詳細は、大路ロビーウェブサイト(http://www.ojilobby.sblo.jp)で確認を。