「白狐の湯」の伝説が残る湯田温泉街を舞台に、4月2日(土)と翌3日(日)の午前10時から、湯田温泉白狐まつりが開かれる。2日は午後8時までで、3日は午後3時半まで。
井上公園に置かれる「公園ステージ」では2日間にわたり、よさこい、ジャグリング、ダンス、音楽演奏などが繰り広げられる。さらに公園内では、白狐福引(両日)、「酒まつり春の宴」(同)、「ぶちまろ食堂」(同)、白狐面の色塗り(2日)などもある。例年好評のもちまきは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「お菓子の配付」(両日正午~)に変更された。
両日とも、中原中也記念館は入館無料になる(要整理券)。さらに前庭では、自由参加の朗読会「温泉街の朗読会」(両日)が開かれる。
湯田自動車学校では、パトカーやミニ白バイの撮影会、サポカー試乗体験、ドローン飛行体験、鉄道模型の展示など「YUDAモーターフェス」(両日)や「キッチンカーフェスティバル」(同)、高所作業車に乗って湯田温泉街を一望できる「空中散歩」(同、有料)などのコーナーが設けられる。
2日のメインイベントは、午後7時からの「たいまつ行列」。白ギツネに扮した子どもたち約100人によるたいまつ行列が、車両通行止めとなる湯の町街道(県道204号線)をパレードする。
3日は、午前9時半から午後3時半まで、同街道は歩行者天国になる。午前10時からの「白狐パレード」では、湯田温泉PRキャラクターの湯田ゆう太・ゆう子、消防音楽隊、維新の志士や花魁などに仮装した人たちが、音楽に合わせてにぎやかに行進する。通りには「ストリートステージ」「何でもマルシェ」などのコーナーもお目見えする。そして、フィナーレを飾るのは、井上公園「公園ステージ」で午後3時からの「湯田温泉総踊り」。ちひろ作詞・作曲で、ゆう太・ゆう子のテーマソング「湯田温泉にKON来ん?」、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」、Ace of Base「Beautiful Life」を、希望者全員で踊る。
湯田温泉まつりは、戦後に世の中が意気消沈している中で、地域の人たちを元気づけようと、1949(昭和24)年に湯田温泉の旅館が温泉を無料開放したのが始まり。毎回、関係者が湯田温泉神社(朝倉町3)で神事も執り行っている。問い合わせは、同実行委員会(TEL083-925-6843)へ。
なお、エリア内の車両通行規制により、防長バス、JRバス、山口市コミュニティバスのルートは変更される。