山口市手話奉仕員養成講座が4月7日(木)に開講、受講者が募集されている。主催は、山口市手話奉仕員養成委員会。
講座では、手話単語と手話技術の習得、読み取り、表現方法を学び、“聞こえない人”の生活や、関連する福祉制度等についての理解や認識も深める。2021年は高校生から70代までの市民約25人が受講した。
開催日は、4月7日から2023年3月31日までの毎週木曜日で、時間は午後7時から9時まで。祭日や正月・お盆は休みになる。対象は、全過程履修可能な高校生以上の山口市民で、会場はしらさぎ会館(山口市堂の前町1)。全過程を履修した人は、希望すれば山口市手話奉仕員として登録。「山口市手話奉仕員証」が交付される。
受講は無料だが、DVDおよびテキスト代として3300円が必要。定員は25人。申し込み・問い合わせは、事務局の藤村浩二さん(TEL090-9411-9528、FAX083-927-2537、maakun@kde.biglobe.ne.jp)へ、住所・氏名・連絡先を伝える。
同市では、2022年4月1日に「山口市みんなの手話言語条例」が施行。「手話は言語である」という認識に基づき、手話への理解促進や普及を図り、「誰もが手話を使用しやすい環境づくりを目的としている。
「『ありがとう』という手話だけでも、ろう者は嬉しい。聞こえない人たちの言葉である手話を知って、コミュニケーションをとるきっかけにして」と藤村さん。