山口県山口市、宇部市、下関市、福岡県小倉市の4カ所でクラシックバレエ教室を展開しているめぐみバレエアート(宇部市東本町、空閑めぐみ代表)の29周年記念発表会「ドン・キホーテ」山口公演が、4月3日(日)午後2時から、KDDI維新ホール(山口市小郡令和1)で開かれる。
今回の公演には、山口・宇部教室のレッスン生約100人が出演。プロのゲストダンサー6人も加わり、「ドン・キホーテ」全幕と、創作バレエ「バレエコンサート」を上演する。
「ドン・キホーテ」は、スペインの作家セルバンテスの同名小説を翻案し、18世紀頃から踊り継がれている古典的なバレエ作品。クラシックバレエの優雅な動きに加え、スペイン舞踊や喜劇的な演技が取り入れられた華やかな演目として知られている。
主催のめぐみバレエアートは1993年に宇部市を拠点に設立され、これまで国際的なバレエコンクールで優秀な成績を収めた生徒も数多く輩出してきた。創設者の空閑めぐみさんは4歳からバレエを始め、1986年にベラルーシ国立ボリショイバレエ学校に留学。翌87年に東京シティ・バレエ団に入団し、バレエ作品「ジゼル」「コッペリア」「白鳥の湖」などにも出演した。さらに、2021年8月には、県内外から183人が参加した「第1回国際ダンスコンペティションin山口」を宇部市で開催するなど、バレエ界の振興にも尽力している。
なお、4月10日(日)午後2時から北九州芸術劇場(福岡県小倉北区)では、下関・小倉教室のレッスン生によって、同じ演目が上演される。
いずれも入場は無料だが、鑑賞には入場整理券が必要。希望者は、同教室へ電話(TEL0836-35-3663)かメール(mba.info@megumi1993.sakura.ne.jp)で申し込むこと。