島根県立石見美術館(島根県益田市有明町5、TEL0856-31-1860)で5月30日(月)まで、企画展「竹久夢二と乙女たち」が開催されている。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、2020年に予定していた展覧会を延期していたもの。
大正時代から昭和初期にかけて活躍した竹久夢二(1884~1934)。彼独特の物憂げな女性を描いた美人画は「夢二式美人」とも呼ばれ、当時の女性たちは夢二が描いた女性に憧れ、そのイメージを装いに取り入れたり、彼がデザインしたグッズを買い求めるなど、一世を風靡した。
今回は、美人画をはじめ本の装幀や雑誌・楽譜の表紙、絵はがきや千代紙といったグラフィックデザインの領域での夢二の作品約250点のほか、同時代に活躍した北野恒富、池田輝方、小村雪岱などの作品や、夢二同様、昭和の少女たちを虜にした中原淳一の作品など約150点を展示。大正・昭和の女性を魅了し、生活を彩ったデザインとイメージを様々な角度から探る。
また、4月29日(金・祝)から5月11日(水)までは「子どもWEEK!」として、小中学生は観覧料が無料になる。さらに、4月24日(日)、5月4日(水・祝)、8日(日)、15日(日)の午後2時からは、学芸員によるギャラリートーク(先着30人)といった関連プログラムも開催される。
「中止から2年を経ての開催。今も色あせない、モダンでおしゃれな夢二の世界を楽しんで」と同館。
開館時間は午前9時半から午後6時まで(入館は5時半まで)。観覧料は一般1000円、大学生600円、小中高生300円。毎週火曜は休館だが、5月3日(火・祝)は開館。
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希望者は住所、氏名、年齢、電話番号、「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)を明記し、はがきかメール(〒753-0064 山口市神田町8-1、info@sunday-yamaguchi.co.jp)でサンデー山口「竹久夢二と乙女たち」係へ。4月22 日(金)必着。当選発表は、発送をもって代えさせていただきます。