昨年10月31日に行われた第49回衆議院選挙における山口県の投票率は、49.67%と47都道府県中最低だった。全国での投票率が戦後3番目の低さ、55.93%となる中で、全国で唯一50%を割り込んでしまった。そして、今年2月6日に投開票された山口県知事選の投票率も、35%に満たない34.91%。過去最低だった前回(2018年)を1.58ポイント下回り、過去最低を更新した。
あす4月24日は、山口市議会議員選挙の投票日。前回(2018年)の投票率は43.41%(男性42.74%、女性44.00%)だったが、今回はどうだろうか。
山口県選挙管理委員会はこのほど、2月の県知事選における年齢別投票率(抽出調査)を発表した。県内19市町において、平均投票率に近い投票区を抽出。その年齢別投票率を算出したものだ。
全842投票区の当日有権者数は113万290人で、投票者数は39万4630人。投票率は、前記の通り34.91%だった。一方、抽出した19投票区の当日有権者数は3万9261人で、投票者数は1万4298人。投票率は36.42%で、実際の割合を1.51ポイント上回っている。
最も投票率が高かったのは、66歳の54.72%(男性54.18%、女性55.22%)だった。2番目は70歳の52.59%(同50.84%、54.23%)、3番目は75歳の51.90%(同52.56%、51.30%)、4番目は74歳の50.17%(同49.74%、50.52%)、5番目は77歳の50.00%(同49.11%、50.56%)で、50%以上だったのは以上になる。
逆に投票率の最も低かったのは、21歳の10.31%(同7.94%、12.94%)。以下、24歳の12.50%(同9.82%、15.60%)、20歳の14.58%(同11.79%、17.88%)19歳の15.40%(同13.33%、17.29%)、22歳の16.27%(同12.57%、20.11%)、25歳の16.40%(同17.44%、15.25%)と続く。
年代別に見ると、最も高かったのは75~79歳の50.18%。2番目は65~69歳の49.39%で、3番目は70~74歳の49.28%だった。以下、60~64歳(45.91%)、55~59歳(41.70%)、50~54歳(36.16%)、80歳以上(34.74%)、45~49歳(33.86%)、40~44歳(27.55%)、35~39歳(26.70%)、30~34歳(23.31%)、18~19歳(22.86%)、25~29歳(18.81%)と、ほぼ年齢順に下がっていく。最も低かったのは、20~24歳の14.14%だった。