178人の弁護士と20の弁護士法人が所属する山口県弁護士会の会長に、2022年4月1日付で就任した。「あらゆる悩み・相談に対応できる専門性を明確に打ち出して、法律相談の強化に努めていきたい。当会がモットーとする『頼りがいのある弁護士会』であるために力を尽くす」と、意気込みを語る。
同会は毎年12月29日に「年末無料相談会」を開いており、昨年は電話相談を含め、1日で約80件の相談が寄せられたという。「将来的には相談会場を増やし、敷居をより低くできれば」と話す。
また、今年度は「第19回高齢者・障がい者権利擁護の集い」(日本弁護士会連盟など主催)を11月22日にKDDI維新ホール(山口市小郡)で開催する。「弁護士と福祉・行政関係者の連携を強くするのが目的。誰でも申し込めるので多くの参加を」と呼びかける。
【プロフィル】1963年、奈良県に生まれる。早稲田大法学部卒。就職説明会で出会った山口県出身の内山新吾弁護士に誘われ、97年4月、山口第一法律事務所(山口市中央)に入所する。2005年度、21年度県弁護士会副会長。同会軟式野球チームにも所属。