4月24日に投開票された山口市議会議員選挙の投票率は43.31%で、2018年の前回(43.41%)を0.10ポイント下回り、過去最低を更新した。当選した34人の内訳は、現職25人、元職1人、新人8人で、任期は5月1日から4年間。顔ぶれも大きく変わり、新人議員に対する期待も大きい。そこでサンデー山口では「今後4年間で力を注ぎたいこと」を、新人8人に聞いた。それぞれのプロフィルとともに紹介する。
鳥養 祐矢(とりかい ゆうや)
[プロフィル]
1988年5月、千葉県生まれの33歳。国際武道大学卒。2014年から19年にレノファ山口FCに所属し、昨年現役サッカー選手引退。サッカー指導者として後進の指導にあたる。大事にしているのは、素直で熱く、正直であること。
[4年間で力を注ぎたいこと]
教育・観光・ひとり親家庭の支援・高齢者福祉・投票率の向上に取り組みたいです。
有権者の方から意見を沢山お聞きし、取り組みに対する報告と説明もしっかり行います。
倉増 賢治(くらまし けんじ)
[プロフィル]
1967年3月、山口市大殿生まれ・在住の55歳。大殿小・中、山口理容美容専修学校卒。髪工房バーバークラマシ代表。2016年からNPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワーク所属。人との対話、コミュニケーションを大事にしている。
[4年間で力を注ぎたいこと]
大内文化特定地区に居住している議員として、街並みや伝統文化を守り次世代に繋ぐことに尽力。また、子育てと教育支援、高齢者、障害をもたれた方も安心して暮らせるためのお手伝いに力を注ぎます。
大來 尚順(おおぎ なおゆき)
[プロフィル]
1982年11月、山口市徳地生まれ・在住の39歳。中央小、堀中(現徳地中)、野田学園高校、龍谷大学、グラジュエイト・セオロジカル・ユニオン大学大学院(米国)卒。笑顔と挨拶を大切にする。
[4年間で力を注ぎたいこと]
「山口市民の声を市政に届ける」という初志を忘れず取り組んでまいります。
医療・教育・観光の観点から「暮らしてみたい地域作り」の実現に尽力したいと思います。
栗林 正(くりばやし ただし)
[プロフィル]
1961年7月、山口市仁保生まれ、下竪小路在住の60歳。仁保小・中、山口農業高校卒業後、山口県庁に入庁し、今年2月に退職。公明党所属。大切にしていることは「どこまでも誠実一路に動く」。
[4年間で力を注ぎたいこと]
42年間県職員として自然災害等から県民の命を守ることを使命とし力を注いできました。経験を生かし、①少子化対策②防災・減災対策③福祉の充実④農林水産業の振興、以上4点に全力を尽くします。
米本 太郎(よねもと たろう)
[プロフィル]
1982年2月、山口市下小鯖生まれ・在住の40歳。東京藝術大学卒、山口県立大学大学院修了。山口鷺流狂言保存会会員。一面を見て思いこまず、物事には必ず両面があるということを忘れないようにしている。
[4年間で力を注ぎたいこと]
まずはしっかり勉強し、自身が携わってきた文化や歴史、農業を次の世代に引き継いでいくために、多くの人の話を聞き、新しい技術や思いを取り入れ、つないでいきたいです。
椙山 俊哉(すぎやま としや)
[プロフィル]
1962年1月、山口市平井生まれ・在住の60歳。平川小、附属山口中、山口高校、神戸大学卒。東京海上日動火災保険勤務、東京海上日動健康保険組合勤務(定年退職)。大切にしているのは、自分の目で見て、自分の耳で聞くこと。
[4年間で力を注ぎたいこと]
いつも、いつまでも安全な山口市で市民の皆様をおまもりする、子育てに適し高齢者にやさしい安心な山口市をつくる、そして豊かに暮らせていつまでも住み続けたい山口市を目指すこと、に力を注いでまいります。
山本 浩二(やまもと こうじ)
[プロフィル]
1960年10月、山口市阿知須生まれ・在住の61歳。井関小、阿知須中、山口高校、山口大学卒業後、山口・小郡地域広域水道企業団(現山口市上下水道局)に入庁。「できるだけ誠実に生きること、出会いを大事にすること」を大切にする。
[4年間で力を注ぎたいこと]
将来にわたってだれもが幸せにしっかりと暮らせる街を、地域を作りたいです。
真の暮らしやすさ、そして守っていくべきものを市民の皆さんとしっかり考えていきます。
安河内 淳朗(やすこうち あつろう)
[プロフィル]
1996年5月、福岡県生まれの26歳。2015年 山口大学に入学した現役大学生。2018年に起業し、こうぞう設立。大事にしたいのは「有権者の声を聴き、市外県外の人が山口市に住んで有権者になりたいと思える山口市づくり」。
[4年間で力を注ぎたいこと]
今後の4年間は「聴くこと」「若者増加」「地域の子育て」の三つに力を注ぎます。最年少の行動力と吸収力で、先輩議員や市役所の方々の力を借り、民意を市政に届けます。