昨年、第76回文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞を受賞した講談師・神田京子さんによるワークショップ「『講談』ってなに?」が、5月23日(月)午後6時半から8時まで、洞春寺(山口市水の上町5)で開催。参加者が募集されている。主催は、神田京子講談会実行委員会。
当日は、講談の歴史や成り立ち、楽しみ方について神田さんから説明を受けた後、レクチャーを受けながら実際に語り口や発声にもチャレンジする。
これは、6月26日(日)に同会が開催する「神田京子講談会in洞春寺」の企画の一環。山口に住んでいると、日常的に講談を聞くことはなかなか出来ない。そこで、事前にワークショップを通して講談に触れておくことで、その楽しみ方や見どころのポイントを知ってもらおうと企画された。さらに、自分が実践してみることで、聞くだけではわからない楽しさや難しさも体感できるという。
定員は20人(先着順・要申し込み)で、参加費は1000円。同会の新保秀子さんは、「講談の新しい見方や楽しみ方・魅力を知るまたとない機会。ぜひ体験し、その楽しみを感じてみて」と参加を呼びかけている。申し込み、問い合わせは新保さん(TEL090-6412-8047)へ。
神田京子さんは、2020年2月、山口市内に移住した講談師(日本講談協会、公益社団法人落語芸術協会所属)。日本大学芸術学部在学中の1999年、二代目神田山陽に入門し、山陽の死去後は神田陽子に師事。2005年二ツ目、2014年真打ちに昇進した。各種講談会や浅草演芸ホール・新宿末広亭・池袋演芸場・国立演芸場など都内の寄席に出演の傍ら、講談のスタンダードを届ける独演会を開催。テレビ・ラジオ出演も多数で、現在は、tys「mix」、KRY「お昼はZETTAIラジTIME」にレギュラー出演中。2021年には、第76回文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞と岐阜県芸術文化奨励賞を受賞した。