元山口県立大学の教授で、今は米国に住むシャルコフ・ロバートさんによる講演会が、5月28日(土)午前10時半から11時40分まで、ホテルニュータナカ(山口市湯田温泉2)で開かれる。山口日米協会(会長:林芳正外務大臣)の主催で、聴講は無料。事前の申し込みも必要ない。
シャルコフさんは、米国ニュージャージー州で1966年に生誕。1988年にペンシルバニア州レバノン・バレー大学を卒業後、1989年に来日。1993年まで山口市と宇部市の英会話スクールで講師として勤務し、同年から1996年までは野田学園中学・高校で教諭を務めた。1996年に山口県立大学看護学部に講師として着任。同年には旧美東町出身の真由美さんと結婚し、築約200年の古民家に移り住んだ。2000年に同大国際文化学部に異動し准教授に、2011年には教授に昇任した。2012年から2016年まで、文部科学省採択のグローバル人材育成推進事業の総括に就任。さらに2014年から2015年まで、米国ノーザンイリノイ州立大学の客員教員・研究員に。そして、2016年に山口県立大学を退職し、米国に帰国。ケンタッキー州私立センター大学リンコン・スカラーズ・プログラム統括に就任し、2021年からはフェロシップ・オフィス部長も兼務している。研究テーマは「通常の大学カリキュラムを超えた学生の育成及び発達の促進」「変化の理論及び実践」「日本美術及び美意識」など。山口在住時は「大の日本好き」としても有名で、趣味は日本の骨董品収集。テレビ番組「開運! なんでも鑑定団」に鑑定依頼品を持ち込んだこともある。山口日米協会の副会長も務めていた。
講演の演題は「米国に帰国して7年目に思うこと」。米国ケンタッキー州と会場をオンラインで繋ぎ、シャルコフさんは現地から講演する。
問い合わせは、同会の入江正敏事務局長(TEL090-4659-4112)へ。