山口市立白石小学校は1872年(明治5年)にスタートし、今年2022年は開校150年にあたる山口県で1番最初に開いた歴史ある小学校です。
学校のふしぎ発見を子供に伝えたいと学校から依頼がありました。校名の『白石』の由来を調べて欲しいと。私が理科なのでかな? なかなか、苦戦しました。
結論から言うと、三重県の伊勢神宮(平安時代)が由来でした。室町時代、伊勢神宮と賑やかなお伊勢参りや街並みをやけに気にいった山口の殿様、大内義興が山口市に誘致したのが今の山口大神宮で、1520年完成。当時は、高嶺大神宮、今伊勢、西のお伊勢さまと呼ばれました。
伊勢神宮では、式年遷宮で『お白石持(おしらいしもち』という人々が伊勢神宮に白い石を持ち寄る行事があり、山口大神宮でも。そして、山口大神宮のふもとの地名として、『白石』は残りましたとさ。近くには、伊勢橋、伊勢門前、伊勢小路、伊勢大路、五十鈴川などの地名も。
さて、500年前のこんな大内義興さんの地域おこしを知ってびっくりポンでした。さて、子ども達はびっくりポンするのかな?
課題解決にあたり、元山口県文書館の先生に大変お世話になりました。
参考:伊勢神宮の「お白石持ち行事」の動画はコチラ
投稿者:寺田勉さん