2022年6月3日の総会で、山口市シルバー人材センターの理事長に就任した。「私も“シルバー”の仲間として、センターの発展と、会員の皆さんの生きがい創出のお役に立てるよう頑張りたい」と意気込みを語る。
1975年、東京都江戸川区で立ち上がった「高齢者事業団体」の全国的な広まりによって興った「シルバー人材センター」は現在、全国に約70万人の会員を有する。 山口市における設立は1985年で、最盛期は1500人を超える会員が登録していた。2021年はコロナ禍も手伝ってか1180人と減少傾向だが、山口県内では上位の会員数。
「庭木の剪定や清掃、駐車場管理など、経験や技能を生かした丁寧な仕事と良心的な価格には利用者から高い評価を得ている。年齢を重ねても活躍できる場があることは、地域社会全体の活力にもつながる」と話す。
【プロフィル】1956年2月、山口市大歳生まれの66歳。大歳小、鴻南中、山口高から神戸大経営学部へ。卒業後は帰山して山口市役所へ入庁。福祉関係の部署を経て、農業委員会事務局長を4年間務め、2021年3月に退職。趣味は、写真、読書、ガーデニング。