短い梅雨が明け、野山で調査するには暑さが厳しい季節になりました。植物担当としては、この時期はきれいな花が少なく、楽しみも半減。さらに野山でいろいろな虫や動物に出会って大変な目に会うことも。
例えばスズメバチ。なぜか車の周りを飛び交い、しばらく降りられないこともたびたび。また地面の花に夢中になっていると、すぐ横にマムシが・・。
でも大変なことばかりではなく、山口県内では数か所しかいないハヤブサや貴重な昆虫を偶然見かけるという楽しみもあります。
アナグマも時々みかけますが、愛嬌のある顔で、のんびり歩いている姿はとても癒やされます。サルやイノシシの親子に出会ったこともあります。
そんな山口県の鳥たちや哺乳類だけでなく、世界中の動物たち親子のほっこりする姿などを紹介する夏の特別展「ふしぎ! おどろき! 大動物展」は、7月15日から始まります。
山口県立山口博物館 植物担当 杉江 喜寿