日本人の平均睡眠時間は、各種調査において、世界最短との結果が出ている。例えば、OECDの調査(2021年)では、7時間22分で、30カ国平均(8時間24分)と比べて1時間以上も少ない。睡眠不足は、日中のパフォーマンスの低下だけでなく、体調不良や肥満、認知症のリスクを高めるとも言われ、「睡眠負債」という言葉は流行語にもなった。そこで山口商工会議所は、「生産性を上げる良い睡眠のとりかた講座」を開催する。受講は無料。
講師を務めるのは、Better Sleep代表の江川信吾さん。江川さんは、製薬会社勤務時に、精神科専門の医薬情報担当者として、約7年間にわたり睡眠薬、抗うつ薬の薬剤情報を医師に提供してきた。その後、睡眠を医学的・科学的な観点から学び、各種資格を取得。現在は、勤務する医療機関で睡眠改善の指導をしながら、企業向け研修や講演活動を行っている。
本講座では、睡眠の重要性、最高の眠りの取り方、睡眠と生産性の関係などを学ぶことができる。
開催日時は、8月4日(木)午前10時半から正午まで。会場は西の雅常盤(山口市湯田温泉4)で、定員は100人。
受講希望者は「事業所名・受講者氏名・住所・電話番号・メール」を、ファクス(083-921-1555)かウェブサイトの申し込みフォームから、山口商工会議所(TEL083-925-2300)へ知らせる。