緑内障や加齢黄斑変性の早期発見、早期治療の大切さについて考える、第22回「目の健康講座in山口」が、9月25日(日)午後1時半から4時まで、山口県教育会館(山口市大手町2)で開かれる。入場無料で事前申し込みも不要。
まず、山口大学大学院医学系研究科眼科学所属の永井智彦さんが「緑内障とその治療について」のテーマで講演。わが国における失明原因の第1位で、40歳以上の約20人に1人の割合で患者がいるといわれる緑内障の現状や治療法について聞くことができる。
続いて、山口大学大学院医学系研究科眼科学所属で同大医学部附属病院臨床研究センターの湧田真紀子さんが「ご存じですか?『加齢黄斑変性』のこと」の演題で話す。かつては不治の病だった加齢黄斑変性は、医学の進歩によって治療法も開発されてきた。間違われやすいほかの黄斑疾患や検査法、治療法、加齢黄斑変性を取り巻く最新の情報についてわかりやすく説明する。
講演終了後は「目の健康相談」。当日渡された質問用紙に記入・提出された参加者からの質問に対し、永井・湧田両医師が回答する。
また、ホワイエでは講演に先駆けて午前11時から、遮光眼鏡やルーペ、拡大読書鏡など、みえづらい人のための福祉機器の展示や、実際に体験できるコーナーも設けられる。
主催の山口県眼科医会は、「健康長寿を全うするには、目の健康維持が不可欠。病気について正しく知り、目の健康を守る眼科検診の大切さを知ってもらえれば」と、来場を呼びかけている。
詳細は、同会のウェブサイト(http://www.yamaguchi.med.or.jp/g-med/gankaikai/)を参照のこと。