「ミス・ワールド」で実際に起こった騒動を映画化した「彼女たちの革命前夜」(2019年、イギリス)が、9月24日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で山口県内初上映される。上映時間は1時間47分で、午前10時半、午後2時、7時からの3回。
「ミス・ユニバース」「ミス・インターナショナル」と並ぶ世界3大ミスコンテストの一つである「ミス・ワールド」の1970年ロンドン大会での前代未聞の騒動を描いた人間ドラマだ。
勉強し直すため大学に入学したサリーは、女性解放運動家のジョーに出会う。彼女の所属団体では、ミス・ワールドを阻止する計画を練っていた。一方、カリブ海の島国グレナダからコンテストに参加したジェニファーは、白人の出場者ばかりが注目される現実に複雑な心境を抱いていた。主催者側も含め、それぞれの想いが交差する中、ついに開催当日を迎える…。
主人公サリーを演じたのは、「ベッカムに恋して」「プライドと偏見」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどのキーラ・ナイトレイ。「女神の見えざる手」などのググ・バサ=ローがジェニファーを演じ、「ワイルド・ローズ」などのジェシー・バックリー、「恋愛小説家」などのグレッグ・キニアらが共演する。メガホンを取ったのは、テレビシリーズ「サード・デイ 祝祭の孤島」を手がけたフィリッパ・ロウソープだ。
前売り券は一般1500円で、同館、YCAM、山口市民会館、C.S赤れんが、三好屋レコード店で購入でき、電話予約・当日受け取りでも適用される。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。予約・問い合わせは、主催の西京シネクラブ(TEL083-928-2688)へ。
「1970年の実話をもとにした、さまざまな立場・視点でのぶつかり合いやハプニングを描いた群像劇は興味深く、ぜひ見てほしい。また、上映活動を継続するための会員も募集中なので、会場で申し込んでいただけたら」と、同クラブ代表の大久保雅子さんは呼びかけている。