昔はあちこちで見られた子どもたちが公園や空き地で工夫しつつ自由に遊ぶ光景、今ではすっかり縁遠くなった。今の子どもたちには、自由に外遊びできるような空間が身近になく、遊びを通じて「生きる力」を身につける機会は激減している。そこで、冒険遊び場ともいわれる「プレーパーク」を整備しようという運動が、1970年代から草の根的に広がってきた。これは、手づくりの遊具や自然の素材などが置かれ、それらの使い方・遊び方などを引き出す大人の「プレーリーダー」も常駐する施設。今では国内約400カ所に設置されており、山口県内では、2013年に萩市、2020年に宇部市に開設された。
山口市では、2018年に設置を目指す活動がスタート。翌2019年5月に「『プレーパークを山口に』実行委員会」(臼井裕貴子実行委員長)が立ち上げられ、イベントや講習会、署名活動などを続けている。
同委員会による「プレーリーダー養成講座」が、10月15日(土)と翌16日(日)に山口市で開かれる。時間は午前10時からで、初日は午後5時半、2日目は5時まで。
対象は、「子どもの『遊び』について学びたい」「教育・保育の場で生かしたい」「まちづくり・地域づくりに生かしたい」「プレーリーダーとして活動したい」人たちで、大学生や専門学校生も受講できる。受講料は、一般3000円、学生1000円。定員は先着40人。申し込み・問い合わせは、こどもステーション山口(TEL083-925-1486)へ。