オートマタ作家として芸術性の高い創作活動が認められ、2022年7月に「山口県芸術文化振興奨励賞」を受賞。「創設70年以上の歴史と権威ある賞をいただき励みになった」と喜びを見せる。
2008年に山口市秋穂に設立した工房「二象舎」を拠点に創作を続け、2021年は「山口ゆめ回廊博覧会」で大内人形や中原中也など、地域資源をテーマとした作品展を開催。会場のC・S赤れんがは、のべ1万200人以上という過去最高の来場者数だった。東京都内のテーマパークにも大型作品が常設展示されるなど、全国的にも高い評価を得ている。
10月26日には、工房の前に展示館「ミュゼ・オートマトン」を開館する予定で、「人を笑顔にするオートマタの魅力を発信できれば」と話す。
趣味はギター、ウクレレ演奏で妻めぐみさんとのセッションも楽しむ。
【プロフィル】1974年光市生まれ。山口大人文学部卒。オートマタ作家になるため、勤めていた会社を退職し、2006年渡英。ファルマス芸術大大学院に通いながらオートマタ作家マット・スミス氏に師事。2008年の帰国以降、山口市秋穂で創作を続けている。