人々の生活を支える"足"として必要不可欠なバスやタクシーだが、近年は人口減少や高齢化の進行などにより、ドライバーが慢性的に不足している。そこで、この仕事を知ってもらうことが就労のきっかけづくりになればと「バス・タクシー運転士体験会&就業説明フェア」が、10月9日(日)午前11時から午後5時まで、湯田自動車学校(山口市葵2)で開かれる。2018年から山口市公共交通委員会が主催し、今回が3回目(2020年と2021年は中止)。
「バス・タクシー就業説明フェア」には、防長交通、中国ジェイアールバス、宇部市交通局、いさむや第一交通、大隅タクシーの5社が参加。現役運転士らから仕事の魅力などを聞くことができる。ハローワークのブースも設けられ、個別相談も可能だ。
「タクシー車両操作見学会」では、車両の見学だけでなく、メーター操作等の体験もできる。
また、会場では「バス運転体験」(参加受け付けは既に終了)も実施される。
問い合わせは、事務局の山口市都市整備部交通政策課(TEL083-934-2729)へ。
2022年1月に実施された調査(バス3社、タクシー12社が回答)によると、山口市内におけるバス運転士は178人で、タクシー運転士は237人だった。不足する人数は、それぞれ12人と59人。「就業者を増やすことは喫緊の課題」と山口市公共交通委員会。