高齢者や子供の見守り、防犯啓発に取り組む「防犯連絡所指導員協議会」の山口地区会長に2022年6月1日付で委嘱された。山口警察署管内で活動する同地区は、今期184人が委嘱。6月24日に山口市役所で同地区防犯対策協議会会長の伊藤市長から委嘱状が渡され、代表で受けとった。
山口市役所を定年退職後、吉敷公民館で専任公民館長として勤務していたところ、吉敷の駐在所員から「防犯連絡所指導員になっては」と声をかけられた。「地元にご恩返しができるなら」と2002年に引き受け、2008年から会長を務めて今期で8期目。自身が活動拠点とする吉敷地区に交通安全と防犯を一体化させた組織を作り、声掛けや横断幕設置など、啓発活動を続けている。
「同協議会の活性化に向けて仲間を増やし、安心・安全なまちづくりに尽力したい」と話す。
【プロフィル】1936年山口市吉敷生まれの86歳。良城小、鴻南中、山口農業高から山口市役所に入庁。定年退職後、2000年から2年間、吉敷公民館の専任館長、現在は山口交通安全協会会長も務める。菊づくりが趣味で、「何事も楽しく」をモットーとする。