「ギターで歌う 童謡唱歌コンサート」が、11月3日(木・祝)午後2時から、ニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)で開かれる。
山口県在住のシンガーソングライター・落合さとこと、ギタリスト・笹子重治による同タイトルのCD(2022年2月22日発売)発売を記念しての公演だ。童謡唱歌は数あれど、そのほとんどが子ども向けだったり声楽や合唱曲向け。そこで「曲の本来の良さを生かした音源を作りたい」と考えた落合が、2014年から共演を重ねてきたギタリスト・笹子重治に声をかけ、過去にありそうでなかったアルバムが誕生した。「あの町この町」「春の小川」「靴が鳴る」「朧月夜」など、26曲が収録されている。ネット通販サイトでは「抱きしめるようなギター1本だけのシンプルな演奏と、日本語の情緒と風情を大切にしたスッと身体に染み込んでくる等身大のボーカル。母親の背中で聴いた木綿のような肌触りの声は、飽きることなくあなたの心を震わせ続けるはず。リハビリに、癒しに、情操教育に、世代間交流に、伝統文化の継承に、家族や親族、友人らとの絆にご活用を」と紹介されている。
山口での公演に当たり落合は「関東、関西、北海道と様々な地域で開催しているが、今回ようやくの山口公演となった。これまでの公演では、『コンサートを聞くに行く』というよりも『一緒に味わい、心の掃除をしたり人生を振り返る時間』にもなるようで、老若男女皆様に喜ばれている。山口でもひとりでも多くの人に来て欲しい」と呼びかけている。
山口公演の曲目は、「もみじ」「赤とんぼ」「故郷」「朧月夜」「シャボン玉」「七つの子」「浜辺の歌」「靴が鳴る」など。ゲストは、札幌在住のシンガーソングライターでアコーディオン奏者のタテヤマユキ(マルカート)と解説の久保研二。
入場料は、中学生以上が2500円で、小学生1000円。「ギターで歌う童謡唱歌公式サイト」(https://www.doyosyoka.com/)内の申し込みフォーム、ローソンチケット、主催する「童謡唱歌によりそう会」(TEL070-7566-3525)への電話のいずれかで購入できる。残席があれば、当日会場でも販売される。
落合は、横浜市出身の「にんげんを考える」シンガーソングライター。ユニットでのメジャーデビューを経てソロに転向。6枚のアルバムを発表し、NHKみんなのうたや学校校歌、企業のイメージソング等も手がけてきた。2008年から山口県に拠点を置いている。
笹子は、神戸市生まれのブラジリアンスタイルギタリスト。EPO、桑江知子、宮沢和史、大島花子等等、多くの歌手・演奏家のサポートやプロデュースに携わっている。楽器だけで構成されるバンド「ショーロクラブ」「コーコーヤ」のリーダーとしても活躍中だ。