2023年の3月までの毎週日曜(元日は除く)、山口市リサイクルプラザ(山口市大内御堀)で制服と学用品の募集・譲渡会が開かれている。「コロナ禍で幼稚園や学校行事が減り、バザーなどで譲渡する相手がいなくなった」といった保護者からの声を受けて2021年に始まった、やまぐちエコ倶楽部(豊田政子代表)による「リユースプロジェクト」だ。卒業や進学で不要になった制服や学用品がある人は引き取ってもらえ、必要な人は1人5点まで無料で持ち帰ることができる。時間は午前10時から午後3時まで。
募集しているのは、山口市内の幼稚園・小学校・中学校・高校の制服、学校や園指定のトレーニングウエア、給食用エプロン、帽子、ランドセル、通園・通学用バッグ、鍵盤ハーモニカ(本体部分のみ)、習字や絵の具セット、雨がっぱ、傘、文房具など。記名した部分などは消すなどして分からないようにしておく。また、ノート、鉛筆、靴は未使用品に限る。
持ち込まれた制服は、同会メンバーが蒸気アイロンをかけてしわを伸ばし、除菌もして会場に展示される。持ち帰ることができるのは18歳以下の学生とその家族で、利用する本人が来場する必要がある。
初開催の2021年11月から2022年3月には、制服142着、学用品196個が集まり、62着の制服と85個の学用品が譲渡された。
「日曜日ごとに多くの制服や学用品の持ち込みがある。地球環境のためにも、これらのリユースを進めたい」と同会。問い合わせは、事務局の山口市リサイクルプラザ(TEL083-927-7122)へ。