シギの仲間の多くは旅鳥ですが、近年ハマシギは一部の個体が越冬するので、きらら浜では冬に300羽以上の大きな群れが見られます。背面は灰色でお腹は白色、少し下に曲がった細長い嘴が特徴です。
ハマシギは主に干潟を利用する鳥で、満潮時は岸辺で休み、干潮時に採餌します。餌は泥にいる小さな虫やバイオフィルム(微生物膜)です。歩き回りながら嘴(くちばし)を素早く泥に突き刺し、餌を探します。1羽が飛び立つと他の仲間も一斉に飛び、乱舞する様子はとてもきれいです。
チドリ目 シギ科
[全長] 20㎝
[時期] 春と秋に見られる旅鳥(一部冬鳥)
新光産業きらら浜自然観察公園 信木 愛