2008年から8年間山口県川柳協会の会長を務め、現在は顧問として県内の川柳界を盛り立てるなど、地域文化の振興に貢献したとして、文部科学大臣から令和4年度地域文化功労者表彰を受けた。「ありがたいの一言」と感謝する。
1968年に県庁の職員サークル「あかまつ川柳会」に入会して以来、川柳歴は半世紀以上。川柳の魅力について「自分の心を思い切ってうたえること。それによって人生を反省でき、明日からの生きる力になる」と語る。
毎日新聞掲載の「毎日防長川柳」選者は2005年から16年間、創立100年以上の歴史を持つ「山口川柳吟社」の会長も10年以上務め、2012年に県文化功労賞、2017年に県選奨を受けた。
「自由な発想で自由な表現」を作風とし、代表句は「凸凹(でこぼこ)の人生だから面白い」。
【プロフィル】1940年旧都濃郡鹿野町生まれの82歳。付属山口中、山口高、立命館大卒。1962年に山口県庁へ入庁し「あかまつ川柳会」に入会。同会会長、山口川柳吟社会長、県川柳協会会長などを歴任。句集に「あかまつ」(1984年)がある。雅号は仙舟。