「柿食べてかね…」と、段ボールいっぱいの葉隠(ハガクシ)を頂きました。主人と同年代の戦後ひもじい思いをした友達は干し柿大好きな人が多いそうです。早速皮を剥き日の当たる軒下へ干します。干し柿はハエがたかる、カビが生えるとなかなか上手くいきませんが、今年は晴天のお陰で何とか順調にすすみます…。
キレイにと思っていたらやはり。カビが生え中身は発酵臭がします。思いついて半開きにして日光に当てると1日で酸味もとれ旨い柿の味になりました。しかしそれでは外側はすでにカチカチ状態。これじゃぁ歯の悪い○○さんには勧められない。
固い干し柿を柔らかくするには 砂糖+水に浸す、ヨーグルトに混ぜる等の方法があります。ホエー(ヨーグルトを濾した汁)に浸しておくと数十分~半日で好きな柔らかさになります。これなら私でも何個も食べられるよ。
干し柿はなんだかんだで手は掛かります。でも自然から頂けるものはなんでも大切に食べなくっちゃの精神で今年も美味しく頂くことにします。
そういえば、昔ばあさまから、干し柿は揉むと甘くなると聞いていたことを思い出しました。柿の内側の甘味が外まで染み出して白い粉を吹いたようになり、格段に甘味を増すのです。よし、これを目指そう! まだ間に合うよ。折角のお天気に恵まれた昨今、手がダルイとか言わないで柿を揉んでみよう。高級粉吹き柿を作るのだ!
干し柿はどんなになっても美味しく食べられます。あなたもチャンスがあれば挑戦してみられてはいかがでしょう。絶対に失敗しませんから。
投稿者:なかとうあおいさん