「つなぐ、キズナDay~大内から現在、そして未来へ」が、12月25日(日)午前11時から午後5時まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。
大内義隆とフランシスコ・サビエル(ザビエル)との「キズナ」がきっかけとなって、日本で初めてのクリスマスミサ(1552=天文21年)が、ここ山口で執り行われた。この史実を地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から」(日クリ)実行委員会は、「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言し、12月の山口市を舞台に趣旨に賛同する催しが繰り広げられている。「つなぐ、キズナDay」を主催する山口商工会議所と山口観光コンベンション協会は「500年以上前の大内氏から今を生きる私たちに、山口の『キズナ』はきっとつながっているはず。たくさんある山口の良いものを集め、市内全体がつながるような『キズナの日』を企画した」と開催趣旨を説明する。
イイもん大集合!
中庭で開催されるのは、地元の事業者による物産展やワークショップ「ウチらのまちのイイもん大集合!」。
1点ものの木製食器(木地師かねこ)、大内塗アクセサリー(中村民芸社)、ミニ門松(aya工房)、多彩なワイン(Valor Japan)や、毎月第1日曜日に山口市中央公園で開かれている「おいでマルシェ」への参加店舗によるこだわりの地元産品を購入できる。
また、「オリジナル大内塗サンタクロース」「自分だけのレザーポーチ」「徳地和紙のリース」「暗闇で光る缶バッジ」などを制作するワークショップ・体験会のブースも並ぶ。
「チョコレートファウンテンで季節の果物を楽しもう」は、11月に同市内で開催されたチョコレートイベント「Chocofuror Yamaguchi(チョコフロールヤマグチ)」でも人気を集めた。大きなチョコレートファウンテンに、山口市内で収穫された季節の果物などをフォンデュして楽しめる。
ステージイベント
小ホールでは、二つのステージイベントが催される。
一つ目は、放送30年目を迎えた人気アニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターショー「幻術使い雲黒斎の段」で、午前11時10分からと午後2時半からの2回公演。無料の入場整理券は、それぞれ午前10時からと正午から中庭で配布される。
二つ目は「出張! ねこねこ日本史inやまぐち」。人気アニメ「ねこねこ日本史」の河村友宏監督、山田周プロデューサー、出演する声優・大森日雅が来山し、同アニメの魅力を語りつくす。2023年3月31日(金)まで山口市内では、デジタルスタンプラリー「出張! ねこねこ日本史 in Yamaguchi」が開かれており、その関連イベントだ。大森さんは自身のツイッターで「クリスマス当日だよ~! なんと山口県まであそびに行かせていただきます~! 初めて! うれしい~! お子さまたちにも会えるかなぁ~会いたいなぁ~ワクワク 入場無料なので、お近くの方も遠方の方もぜひ~遊びにきてください~! 会えるのを楽しみにしてるにゃ~」とコメント。午後1時からの開催で、無料の入場整理券は午前10時から中庭で配布される。
また、この日同市民会館では、池坊山口西京支部「いけばな池坊展」が展示ホールで午前10時から、「山口きずな音楽祭」が大ホールで午後5時半からあり、「これらの催しも合わせて楽しんで」と主催者は呼びかけている。