皆様、明けましておめでとうございます。今年が穏やかで、幸せ多い年になりますよう願っております。
新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
大伴家持
今日降るこのめでたい雪のように、いい事が益々降り重なってほしい。
Kさんからの賀状に書かれていた歌です。本当にそうですね。Mさんの年賀状にはこう書いてありました。
『あなたの中に花開き、育つものがあることを祈っています』。
浅学非才の私は、人と会話したり、講演等を聞いた時、テレビで世界の人達の生活を知ったり、本を開いた時等に、心の中の蕾が膨らみ始めます。今年はその中の一つでも花開かせたいものです。毎年同じようなことを思っておりますが、今年は卯年。兎のように飛躍をなんて。
Iさんの賀状には丁寧な文字で三句並んでいました。
帰ろうかな呟くような子の電話庭の山茶花咲きそろう昼
再発は無かったという夫の顔まぶしく見上ぐ待合室に
八人の孫に贖うランドセル最後のひとつは空の色なり
皆様からいただきました年賀状は、これからの励みにいたします。ありがとうございました。
今年も宜しくお願いいたします。