1970年代から外科医・消化器外科医として救急医療現場の第一線で活躍。令和4年度の救急医療功労者として厚生労働大臣表彰を受けた。全国で26の個人と12の団体が表彰され、県内ではただ一人。2022年12月に山口県庁で伝達式も行われた。
「救急医療は一人では行うことができない。看護師、スタッフの協力があってこそ。チーム医療の代表者としていただいたと思っている」と話す。
理事長兼病院長を務める佐々木外科病院は、1965年に「救急診療所」として県から認定を受けた。消化器疾患を中心にがん・外傷・整形外科領域の外科系専門病院として地域医療に貢献。一次救急(初期救急)の医療体制整備にも積極的に取り組み、月間30台の救急車受け入れを目標に掲げている。
患者のために尽くす外科医の心「鬼手仏心」を座右の銘とする。
【プロフィル】1950年山口市湯田温泉生まれ。山口大附属山口中、広島大附属高、順天堂大医学部卒。外科研修医を経て、旧・国立岩国病院に10年勤務。米国ペンシルベニア大学病院留学にて研さんを積み、1988年から佐々木外科病院(山口市泉都町)へ。