秋穂といえば、クルマエビ発祥の地や八十八ヶ所霊場が有名だが、春になると美しい菜の花畑をあちこちに見ることができる。
秋穂地域に点在する菜の花畑が3月から5月頃まで見ごろを迎える。秋穂東の中津江、青江、中野地区、秋穂西の宮之旦(みやのだん)地区にはじゅうたんのように広がる場所がある。
宮之旦地区は、約20年前に町おこしや環境保全などを目的に、住民がボランティアで栽培を始めた。さらに5年前から秋穂の地域づくり協議会「たのSEA秋穂づくり協議会」では、住民に種子と肥料を配布し、栽培を呼び掛けている。5月に開かれる「秋穂八十八ヶ所お大師まいり」に際して景観美を提供することもお接待の一つという。