2019年の国の調査によると、子宮頸がんの検診受診率は全国平均で43.7%。山口県の受診率は35・4%で、都道府県別に見ると最も低かった。
検診の大切さと予防手段の一つである「ワクチン接種」など、子宮頸がんについてより知ってもらおうと「みんなで防ごう 子宮頸がんinやまぐち」が、2月25日(土)午後1時半から4時まで、山口県総合保健センター(山口市吉敷下東3)で開かれる。(公財)山口県予防保健協会の主催。
まず、「子宮頸がんを予防しよう」をテーマに、検診などについて山口大学医学部附属病院総合周産期母子医療センターの末岡幸太郎准教授が講じる。
続いて、女優でタレンとの原千晶さんが「子宮頸がんを体験して…」の演題で講演。子宮頸がんの闘病体験談と、がんの予防や後遺症に関すること、検診の大切さと必要性について話す。
最後に「みんなで考える子宮頸がん予防」をテーマにしたパネルディスカッションがある。パネリストは、末岡幸太郎山口大学医学部准教授、原さん、武田陽子さん(子宮頸がん罹患者)、船崎美智子さん(がん患者遺族)、清水佳子さん(検診機関の保健師)の5人。
また、会場の入口横では、子宮がん検診車も展示され、自由に見学することができる。
参加は無料だが、事前申し込みが必要で、定員は先着200人。希望者は、電話(TEL083-933-0008、ダイヤルイン5番)またはウェブサイト(https://www.yobou.or.jp/)から申し込む。締め切りは2月20日(月)。
「早期発見に有効な検診のことや、子宮頸がんについての正しい知識や予防法を知るきっかけにして」と主催の同協会。